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「君にはそんなに綺麗で大きな翼があるじゃないか。 その翼があれば、どこにだって飛んでいけるよ」 貴方がそんなことを言うから。 私が、どこに行っても良いようなことを言うから。 だから、私は私の翼を千切ったの。 だって、私はこんな翼、いらないと思ったのだもの。 貴方の傍を離れなければならなくなる翼なんて、いらないと思ったの。 こんなモノ、いらないって。 もう、私にはないから。 どこかに飛んでいく翼なんて、ないから。
だから。 だから、ずっと、貴方の傍において。
自由な空よりも、貴方の籠の中にいたかった。